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情熱溢れる若手デザイナーに密着!販売員からデザイナーへのキャリアステップとは?

2025.6.30

Profile

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プロダクトデザイナー

梅垣俊介

2012年入社(中途13年目)

デザインだけはないデザイナーの毎日

ー現在のお仕事について教えてください。

「EYEVANの中でも、Eyevolをはじめとする、主に3つのブランドの製品企画・デザインをしています。デザイナーは全部で6名ほどなのですが、その中でも私が一番若手になりますね。」

ーデザイナーさんの業務のイメージがつきにくいのですが、普段はどういったことを主にされているんですか?

「毎日同じ業務というよりは、時期によってけっこう変わりますね。EYEVANの製品はファッションと同じように、年に2回、新しいコレクションが出ますので、デザインを考える時期は、それに集中しています。」

ーデザイン以外の業務もあるんですか?

「デザインができたら、発注や、指示書や仕様書の作成などの事務作業をします。あとは、メガネの生地メーカーさんや、レンズのメーカーさんとの商談もしますし、例えばEyevolというブランドはコラボレーションが多いので、コラボ先との打ち合わせもありますね。」

ーけっこう幅が広いんですね!一つの製品を作るのにどれくらいかかるんですか?

「大体、今は、新作発表の1年前から制作をスタートしています。」

ーそんな前から準備するんですね!

「そうですね、時間をかけてこだわって制作するのが一つと、あとは工場の問題ですね。日本の工場で制作するメガネの品質は、世界トップレベルに高いので、最近は海外のアイウェアブランドも日本の工場に発注することが多く、生産に時間がかかってしまうんです。」

歴史を受け継ぐデザイン

ーEYEVANの製品自体も、海外で高い評価を受けていますが、デザインをする際、何か参考にされているものなどはあるんですか?

「たくさんあるのですが、一番基礎となっているのは、1972年にEYEVANが始まったときからある、ベースのデザインですね。私含め、デザイナーは全員、そのアーカイブのデザインを大切にしていると思います。」

ーもう50年も前ですよね!そのデザインを今でも受け継いでいるということですか?

「まだメガネがファッションアイテムとして流通していなかった時代に、『着るメガネ』をコンセプトとして、初めて、メガネをファッションアイテムへと落とし込んだのが、EYEVANだったんです。今では、メガネをファッションの一部として身につけることは、当たり前となっていますが、その価値観を作ってきたものが、まさしく当時から受け継いできたデザインだと思います。」

ー新しいメガネの価値観を作ってきたデザインということですね!

「もちろん、時代の変化やその時の流行に合わせて、変えているところもあり、今では全部で7ブランドも展開しています。ただし、創業時から『着るメガネ』というコンセプトからブレることなく歩んできているので、私が担当するデザインでも、その軸を大切にしています。」

”なんかいい” 雰囲気を表現する 

ー梅垣さんがデザインをする時のこだわりをあげるとしたら、どんなことですか?

「かけた時に、高揚感があるメガネにしたいと思っています。奇抜で派手なデザインだと、ファッションの主役になってしまいますが、そうではなく、あくまでファッションの一部として魅力を発揮するものを目指してデザインしています。」

ーたしかに、言語化はしにくいですが、他のメガネとは全然違う雰囲気がありますよね。

「まさに、パッと手に取った時に、『なんか、いいなぁ』と思っていただけたら嬉しいですね。メガネの専門家でもない限り、細かいディティールってわからないと思うんです。でも、一見して何か惹かれる雰囲気があると、わかりやすいですよね。それを表現するために、私たちデザイナーは、パーツひとつひとつまでこだわっています。」

ー細部にこだわっているからこそ、全体がすごくまとまって見えるんですね!

「無難なものではなく、違和感のない、洗練された印象を目指しています。新しいデザインを考える時は、メガネ以外のものからもインスピレーションを受けることもあって、例えば私はお皿とかカトラリーが好きなので、参考にすることもありますね。」

会社が評価した姿勢と想い

ー梅垣さんはもともと、販売員だったそうですが、どのようなキャリアを経てきたのですか?

「デザイナーにシフトして6年経つのですが、EYEVANでは販売員を7年、その間に2店舗の店長をやりました。その前は、別のメガネ屋で働いていたこともありましたし、アパレルなど、色々な職を転々としていました。もともと、専門学校でデザインツールを少し学んでいたので、将来的には何か製品のデザインをしたいと思っていました。」

ーEYEVANとはどのように出会ったのですか?

「それこそ、当時のEYEVANの製品がすごく好きで、このデザインができたらいいなと思って、転職をしました。当時は、販売員からデザイナーになったキャリア事例はありませんでしたが、販売員時代もずっと、『デザインがやりたいです』って周りにアピールしていましたね(笑)。」

ーどのようなタイミングでシフトチェンジできたんですか?

「実は、販売員から店長になった時に、『せっかく店長を任せていただいているのに、デザイナーをやりたいなんて失礼かな…』と思って、あまり周囲に言わなくなった時期がありました。そんな中、会社の方からデザイナーをやらないかと突然お声がけいただき、すごく嬉しかったのを覚えています。」

ーすごい!何か理由があったんですか?

「正確にはわかりませんが、販売員時代の取り組みと姿勢を、きちんと評価してくれたからだと思っています。デザインツールを学んでいたとはいえ、デザイナーとしては、ほぼほぼ素人同然でしたから(笑)。」

コミュニケーション能力が肝に

ー最初はどのようにデザインを学びましたか?

「デザイナーへとシフトチェンジした当初は、ひたすら図面を描いて練習していました。1年くらいだったと思いますが、その間はずっとデザインを学び、図面を描くことの繰り返しでした。」

ーやはり、販売員とのギャップはすごく感じましたか?

「そうですね、普段からメガネを見ていたり、お客様にお伝えするために勉強したりしていたつもりでしたが、いざ図面を描いて見ると、全然わかっていなかったんだなと感じました。けっこう自信があっただけに、ショックでしたね(笑)。」

ー逆に、販売員を経験して良かったと感じることはありますか?

「私もデザイナーになってから知ったのですが、デザインだけではなくて、メーカーさんとの商談や、社内での打ち合わせなど、コミュニケーション能力を問われる場面がすごく多いので、販売員として店頭に立っていた経験はすごく大事だったと思います。」

デザイナーを目指す人へ

ー今でも、販売員の方とお話しする機会はありますか?

「いくつかありますが、例えば、新作をリリースするタイミングで、各地区の販売員の方に向けて勉強会を開催しています。私もデザイナーとして、製品の特徴などを皆さんに伝えに行きます。」

ー梅垣さんの想いを、最後お客様に届けていく仕事が販売員だと思うのですが、勉強会でお話しされる時に意識していることはありますか?

「そうですね…みんなが聞きやすいよう、その場を和ませることですかね。ほら、そういう場って皆さん緊張されるじゃないですか。なので、ちょっとふざけてみたりして、フランクな空気になった方が、質問とかもしやすいのかなと思っています(笑)。」

ーその勉強会、ぜひ見学してみたいです!
今後、梅垣さんと同じように、販売員からデザイナーになっていく人もいるんですか?

「いらっしゃると思いますよ!デザイナーにも若手の人材が必要になってきますし、デザイナーに限らず、社員のキャリアステップに関しては、以前よりも手厚いフォローになっていると思います。」

今後、EYEVANのデザイナーを目指される方に向けて、アドバイスはありますか?

後輩に慕われる人になっていくことじゃないかと思います。デザイナーも人と多く関わる仕事なので、デザインのスキルというよりは、まずは人間力が大事な気がしますね。とは言え、自分もまだまだなのですが(笑)。あとは、EYEVANのブランドが好きかどうか、ですね。個性を出すというよりも、ブランドが紡いできた想いを時代に合わせて表現していく、デザイナーはそうあるべきだと思います。」

Epilogue

販売員からデザイナーへのキャリアを歩んだ梅垣さん。ブランドに対する並々ならぬ想いを持ちつつも、謙虚で周りから慕われる、明るいキャラクターであることが伝わってきました。
今後も、クリエイティブへの熱は冷めることなく、EYEVANを通じて、新たな表現を生み出し続けてくれることでしょう。

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